認知症不明者“10年で倍増” 「警察犬」大活躍も 「近い将来、急激に頭数が減る可能性」

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 行方不明者の捜索に貢献した警察犬が、飼い主らとともに表彰され、ご褒美をもらう姿が度々報道される。思わず頬がゆるむそんなニュースの裏側で、警察犬をめぐる厳しい状況があるという。公益社団法人日本警察犬協会の木村佳晴事務局長に、警察犬の実情を聞いた。

 警察庁の発表によると、去年1年間に全国の警察に届け出のあった認知症の行方不明者はおよそ1万8700人に上る。統計を取り始めた2012年以降最多で、この10年間でほぼ倍増しているという。

 そんな行方不明者の捜索に大きく貢献しているのが警察犬だ。...

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