フジ「ぽかぽか」がまさかのゴールデン特番 「『ラヴィット!』とは違うのに、なぜ低視聴率番組が?」の疑問

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「よくできた冗談」

 週刊実話は「低視聴率のためフジは早期に打ち切りたいが、ハライチが所属するワタナベエンターテイメントが反対している。そのためゴールデンでの失敗を理由にして打ち切りを断行する」と報じた。

「確かに“自爆テロ”という表現は同じですが、記事はテレビ業界で囁かれている話と少し違います。『ぽかぽか』はフジテレビの港浩一社長(71)の肝煎り企画でした。昨年4月にスタートしたばかりの情報制作局が担当する『ポップUP!』を12月に打ち切り、令和の『いいとも!』を目指して、今年1月からバラエティ班が担当の『ぽかぽか』が始まりました。ところが、低視聴率という大問題が発生しても、“社長の意向”で打ち切りにできない。フジの社内にはそれに納得できない一派がいて、あえて『ぽかぽか』をゴールデンで放送するよう画策。当然ながら視聴率は悪いため、責任を追及して昼の放送も打ち切らせる思惑だ、といった“解説”が流布したのです」(同・スタッフ)

 いかにもありそうな話に思えなくもないが、大多数の業界関係者は「よくできた冗談」と受け止めているという。

 ならば低視聴率の番組が、なぜゴールデンで放送されるのか、という謎は残る。その謎を解く鍵は、フジテレビの公式サイトにあるという。さっそく引用してみよう。

ソロバン勘定の行方

《初のゴールデンSPは、番組の目玉企画「ぽいぽいトーク」をメインに展開。「ぽいぽいトーク」とは、毎回豪華ゲストを招き、「あの人、○○っぽい」という勝手なイメージをゲスト本人にぶつけながら進行するトークコーナー》

《今回はゲストに、フジテレビ系で7月からスタートするドラマのキャストが続々登場予定!ゴールデン特番ならではの超豪華な顔ぶれに要注目だ》

「要するに『ぽかぽか』を自局の番宣に使おうという発想のようです。新ドラマに出演する人気俳優が勢揃いすれば、『ぽかぽか』を知らない視聴者でもチャンネルを合わせてくれる。うまくいけば、夜の視聴者層を昼に取り込めるかもしれません。実は、番宣特番をゴールデンで放送するとなると、ギャラやセットなどの予算に加え、リサーチや出演交渉など準備期間が必要です。『ぽかぽかゴールデン版』に投入するお金と手間はそれなりの負担になるはずですが、新ドラマの番宣番組なら“必要経費”だと判断したのでしょう。さらに『ぽかぽか』の知名度が少しでも上がるのなら成功、ソロバン勘定は合うという読みもあると思います」(同・スタッフ)

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