アディダス契約ではない堂安が背番号10を背負った舞台裏 なぜ久保、鎌田は選ばれなかった?
鎌田が10番を背負えない理由
――なんていう裏話を聞いたところで、素朴な疑問が思い浮かぶ。10番がエース背番号であるならば正真正銘のエースが背負えばいいではないか! 正真正銘のエースとは? それは、チームの司令塔であり、今オフにはビッグクラブ・ACミランへの移籍が有力視されている鎌田大地(26)をおいて他にいない。
ところがそれは絶対にありえないというのだ。
「代表落ちの可能性もある準レギュラーの堂安からは10番を取り返しやすいですが、鎌田に渡ると今後数年は取り返せない。そもそも鎌田は、アディダスの宿敵ナイキの契約選手。アディダス創業者の兄が創ったプーマはアディダスにとって“兄弟だから100歩譲ってアリ”ですが、ナイキは1万歩譲ってもありえない」