筒香嘉智、「原巨人」では移籍が実現しない本当の理由 DeNAも白旗揚げる“人物”による「たった一つの可能性」

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中日も獲得調査

 米大リーグ、レンジャーズ傘下の3Aラウンドロックで筒香嘉智(31)が自由契約になった。米球界4年目の今季はメジャー昇格がない。7月末に迫ったNPBの移籍期限を念頭に日本復帰が取り沙汰されるものの、本人はあくまで米球界残留が最優先の意向だ。筒香をよく知る古巣DeNAの関係者は「日本に帰ってくれば、もう一稼ぎできるのだが……。筒香がアメリカに行った理由は、レイズでスタートしたときからカネではなかった。今でもアメリカでユニホームを脱ぐぐらいのつもりでいると思う。たとえ、うちが誘ったとしても乗ってこないのではないか」とメジャーを目指す信念は揺るがないとみる。

 たった一つの可能性を除いては――。

 筒香は今春のキャンプでマイナー契約の招待選手としてレンジャーズのメジャーキャンプに参加した。だが、オープン戦では打率2割、1本塁打、6打点と好結果を残せず、渡米後初めマイナーで開幕を迎えることになった。シーズンに入ると、レンジャーズはア・リーグ西地区首位と好調で主力が盤石のため、筒香にはお呼びがかからなかった。

「このままではメジャー昇格のチャンスがないと、自分からオプトアウト(契約破棄)の権利を行使した。いったんフリーになり、他球団と交渉できるようにした。メジャーでプレーできるチャンスが多い球団とマイナー契約を結ぶことになるのではないか」(米大手マネジメント会社の代理人)

 今季はマイナーで51試合に出場し、2割4分9厘、6本塁打、33打点だった。一時は激やせ報道もあったが、日本復帰なら依然、中軸を任せられる力はある。

「メジャーは昨季から反発力が低い、飛ばないボールに入れ替わったが、長打力はまだまだ通用する。かねて獲得に前向きな巨人、古巣DeNAのほか、今回は(得点力不足に苦しむ)中日も調査しているようだ」(同)

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