奈良地裁に山上被告の減刑嘆願署名を送った女性の告白 母親は「生長の家」の信者 性自認で葛藤した人生 「いきなり死刑が執行されれば彼は無念に違いない」

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 6月12日の午前11時15分ごろ、奈良地裁に縦横約30センチの段ボール箱が配達され、中から金属反応が探知された。地裁は騒然となり、職員や来庁者は建物外に待避。爆発物処理車まで出動する事態になったことは記憶に新しい。

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 この日は午後から、安倍晋三元首相銃撃事件の第1回公判前整理手続きが行われる予定だった。山上徹也被告が出席の意向を示していたことから、地裁では午前中から手荷物検査を行うなど警備を強化していた。

 結局、段ボールの中には山上被告の減刑を求める1万3000人余りの署名が入っているだけと明らかになったが、当初はテロも疑われたため、メディアは何度も速報を配信した。...

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