フジ・宮司愛海アナが笑って、TBS・ホラン千秋キャスターの辛い立場…夕方「ニュース番組戦争」に大きな変化

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 不動の1位は「news every.」(日本テレビ)、以下、「Nスタ」(TBS)、「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日)、「Live News イット!」(フジテレビ)の順で固定したかに見えた夕方のニュース番組戦争に異常あり。反転攻勢を仕掛けたのは「イット!」だという。

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 デイリー新潮は昨年10月14日配信の「『イット!』新キャスターの『宮司愛海アナ』は早くも高評価 困るのは前任のカトパンともう1人」で、加藤綾子アナ(38)からMCのバトンを受け取った宮司愛海アナ(31)が好スタートを切ったことを報じた。民放プロデューサーは言う。

「カトパンが最後に『イット!』に出演した際の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)が5・0%だったのに対し、宮司アナに代わってから1週間後には5・4%を記録したのにはビックリしました。その後は3~4%台と低迷しましたが、6月12日には5・2%を記録。ちなみにこの日のトップは『every.』で8・2%。『イット!』は横並びの順位としては依然4位でしたが、上位3局に迫りました」

 12日の「イット!」に特筆すべきネタがあったわけではない。

「さらに、翌週の17日には5・3%を記録し、『Nスタ』の5・2%にわずかながら勝利、『Jチャンネル』と同率で堂々の2位となりました。1位は『every.』でしたが、7・5%に留まりました」

「every.」といえば、コロナ禍で視聴者に呼びかける藤井貴彦アナ(51)の熱い言葉が話題となり、2021年にはオリコンの「好きな男性アナウンサーランキング」で初の1位を獲得した。その頃は視聴率も2桁が当たり前だった。

ホランの失敗

「以前の勢いがなくなってきましたね。そして『every.』以上に勢いを失っているのが『Nスタ』です。17年4月のリニューアルでタレントのホラン千秋(34)をキャスターに起用し、『every.』に追いつけ追い越せとばかりに数字を上げ、19年6月26日には念願の1位にもなりました。それが『Jチャンネル』はもちろん『イット!』にまで敗れるとは、ショックは大きいでしょう」

 一体何が起こっているのだろう。

「理由は簡単です。ポスト・カトパンことフジの次世代エース・宮司アナの魅力がようやく開花し、視聴者に認められてきたのでしょう。『イット!』は宮司アナと先輩の榎並大二郎アナ(37)が並んだ感じがとてもいい。カトパンと榎並アナは同期ですが、これまではカトパンが上位格。それが宮司アナに代わって榎並アナが上位格となったことで、素直に見やすくなりました。番組で取り上げる話題も視聴者に身近なものに徹するようになり、やや下世話なところがあっても宮司アナの上品さで打ち消すことに成功しています」

 それだけではない。

「他の3局は賞味期限にさしかかりつつあるかもしれません。中でもホランは、昨秋からテレ朝で始まった『出川一茂ホラン☆フシギの会』と『ニンチド調査ショー』でMCを務めていますが、バラエティ番組のレギュラーを増やしたことは正直言って失敗だったかもしれません」

「出川一茂ホラン☆フシギの会」では普段のツンケンした彼女とは異なり、意外な素顔が見れて楽しめるが……。

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