夫の再婚相手に前妻が女20人を率いてカチコミ…“恐ろしすぎ日本の風習”「後妻打」

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 いつの時代も男と女の気持ちはふとしたことですれ違ってしまいがち。結果、悲喜劇へと発展する例も数知れず……。中世から近世につくられた書物や絵画、物語を見てみると、良くも悪くも「オンナの嫉妬」が、すでに一大コンテンツだったのではないかと感じさせられます。その一部をご紹介。

 オンナの怨みや嫉妬を顕著に表す代表的な風習として、後妻打(うわなりうち)があります。平安時代にはすでに行われていたもので、簡単にいえば「前妻から後妻への報復」です。

 黄表紙作家や浮世絵師として有名な山東京伝(さんとうきょうでん)の記した随筆『骨董集(こっとうしゅう)』(文化11~12年〈1814~1815年〉)によると、まず前夫が新しい妻を迎えると、前妻が親しい女たち20~30人に、一緒に後妻のもとへカチコミに行ってくれるように頼みます。...

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