娘の友だちに“欲望をかきたてられて”2度目の不倫 42歳夫が「みんな僕が口説いたと思っている。それが悔しいんです」と話す理由
前編【広末涼子を「他人事とは思えない」という42歳夫の告白 片思いの同級生と再会、初めて自分について気付いたこと】からの続き
世間を騒がす広末涼子を「他人事とは思えない」と戸倉大祐さん(42歳・仮名=以下同)はいう。彼もまた再婚後の不倫がバレ、すべてを失いかけているという。28歳で結婚した怜子さんはビジネスパートナーでもあり、一女をもうけた。が、34歳の時に同窓会をきっかけにシングルマザーの純子さんと恋仲に。大祐さんは怜子さんに慰謝料を払い、純子さんと一緒に居ることを選んだ。
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純子さんが婚姻届なんて出さなくていいと言ったので、ふたりは事実婚を選択した。公証役場で夫婦間の結婚契約書を作成、事実婚に入ったのが37歳のときだった。
「純子とは、今で言うラブラブ状態でした。お互いに仕事が忙しかったけど、ふたりの時間はしっかり確保しました。彼女はカフェ経営だけではなく、高齢者のグループホームを作りたいという夢をもっていた。それなら僕らの会社も協力できるから、一緒に何かやろうかということになったんです。規模は小さいけど、小さいからこそ夢がもてる。計画を立てているときは本当に楽しかった」
実現しそうになったときコロナ禍になった。純子さんのカフェも一時、休業を余儀なくされ、収入も激減、苦境に立たされた時期もあったという。だが純子さんはめげなかった。大祐さんの会社も大変なときがあり、彼は心が折れかかった。
「怜子も純子も『めげてる場合じゃないわよ』って。女性は強いですよね。うちの会社でも僕たち男はけっこうメンタルが落ちてしまったけど、女性たちはこういうときこそ攻めないとダメだと張り切っていた」
がんばろうと思っても心がワクワクしなくなっていった。メンタルクリニックにも行ったが、「この状態だから、みんな元気なくしますよね」と医師に言われた。慰められたのだが、その言葉で彼はさらにめげた。
あれほどの思いをもって事実婚生活を始めたのに…
コロナ禍直前、留学していた純子さんの娘が帰ってきていた。純子さんは、「私は高校中退だから、あとから高校卒業認定試験を受けたの。娘には思い切り勉強してもらいたい」という思いがあり、大祐さんと再会してから計画通り、娘を海外に送り出したのだ。
「娘は帰国後、外資系の企業でバリバリ仕事を始めました。僕のことはママのボーイフレンドとして受け入れてくれた。あるとき娘が、『大ちゃんの仕事に興味をもっている友だちがいるんだけど、会ってみてくれない?』と言い出しました。 ちょうどもうひとりくらい採用したいと思っていたので、会社に来てもらったんです。これが優秀な子で、うちなんかに入るのはもったいないと思ったけど、彼女は大手の企業で歯車になりたくない、と」
香奈さんという20代半ばの女性は、怜子さんや会社の仲間にも歓迎されて一緒に仕事をするようになった。大祐さんのメンタルも少し回復したのだが、それと同時に彼はこともあろうにこの香奈さんに惚れ込んでしまうのだ。
「純子ともうまくいっていたのに、しかもあれほどの思いをもって事実婚生活を始めたのに、香奈と話すと自分が自分でいられなくなる感じなんです。僕の周りにはいなかったタイプの女性だった」
とはいえ彼は40歳になっていた。自分から口説くわけにはいかない。それくらいは自制できた。
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