6・26「世界格闘技の日」 世紀の「猪木vs.アリ戦」で最も恩恵を受けたのは元祖「100円」商品
破格な数字が続く「世紀の試合」
アントニオ猪木がギネスブックに載ったことがある。「1回の試合で最高のファイト・マネーを稼いだプロレスラー」として、当時のレートで「200万ドル(約6億円)を獲得した」と明記されていた(「ギネスブック―世界記録事典(1985)」より。なお、現在の貨幣価値では約15億円)。
その試合こそ1976年6月26日、ちょうど47年前に行われたモハメド・アリとの異種格闘技戦だった。
実際、何もかもが破格だった。決戦10日前、アリが来日すると、送迎を担ったのは時価3000万円というミルキーホワイト色のロールスロイス。...