「実は売られたケンカは買うタイプ」の岸田首相が解散を思いとどまった本当の理由とは?
どこかで解散も
報道各社が行った直近の世論調査で、岸田内閣の支持率が軒並み下落した。首相の長男で秘書官だった翔太郎氏に関する不祥事や、マイナンバー制度をめぐるトラブル対応への不手際が影響したことは間違いなさそうだ。一連の調査結果発表よりも一足早く岸田文雄首相は「今国会での解散」を否定していたわけだが、その理由はどこにあったのか?
各社の調査によれば、内閣支持率は5月に比べて4~12ポイント下落し、不支持率が支持率を上回るメディアもあった。
結果的には解散を回避した判断がとりあえずは良かったということになりそうだが、そもそも解散風が強まっていく中、首相はどんな思いで情勢を見つめていたのだろうか。...