小室圭さんが「人事異動」で「安全保障」担当に クライアントの「正体」に注目が

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ロシア制裁、ウイグルの人権侵害

 事務所のホームページには、大ざっぱにまとめればこのような説明が書かれている。

「激動する規制環境にクライアントが対処し、国境を越えた利益を得られるよう促して、目標を達成する手助けをします」

「クライアント企業が、規制や法律を遵守しながら政府や議員らに自社の立場を説明して働きかけられるお手伝いをします」

「国家安全保障」という文言が含まれているものの、実際には、クライアント企業が米国や海外で活動するにあたって、法律や規制を守り、リスクを避けながら利益を得る戦略を練ったり、実行したりする際のアドバイザー、あるいはコンサルタント的な仕事というところだろうか。

「ローウェンスタイン・サンドラーのこのチームは主に、米国政府による『規制』や『経済制裁』の影響を受ける企業の輸出入業務に対するアドバイスを行っています。ロシア制裁は典型ですが、ウイグルにおける中国の人権侵害に対する制裁措置対応も含まれます」

 とは、米国司法業界に詳しいジャーナリスト。

チームを率いるやり手

「通商政策に精通した弁護士を中心に、米国政府の外国投資委員会(CFIUS)や外国資産管理室(OFAC)への対応や、贈収賄規制(FCPA)やサプライチェーンリスクのアドバイスも行います」(同)

 こう聞くと、政府が関わる仕事が主で、一般的な企業法務よりも「国際政治」に密接な関係があるのは間違いなさそうだ。

「チームを率いるパートナー弁護士ドリーン・エデルマンは、ワシントンの法律事務所ベーカー・ドネルソンで外国投資委員会(CFIUS)対応の専門家として名を馳せたやり手です。

 ベーカー・ドネルソンは日本企業を多くクライアントに抱えていましたから、2018年にローウェンスタイン・サンドラーに移籍して貿易安全保障チームの経営を任せられた彼女が、日本企業相手に営業ができる人材を欲していて、小室さんをチームに受け入れたのかもしれません」(同)

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