阪神・岡田彰布監督、選手を奮い立たせた“言葉の魔術”を振り返る!
「打たれろ。ムチャクチャしたれ」
監督復帰1年目の“岡田阪神”がセ・リーグの首位争いを展開している。新聞報道も連日のように岡田語録で賑わう。昨季まで17年間優勝から遠ざかっている阪神だが、最後の2005年の優勝時は、くしくも岡田一次政権時代だった。時には熱く、時には人情味豊かな一面も見せた当時の岡田彰布監督の名場面と名言を振り返ってみよう。【久保田龍雄/ライター】
文字どおり“火のように熱い采配”を見せたのが、2005年9月7日、中日との首位攻防戦である。3対1とリードして最終回を迎えた阪神だったが、この回からマウンドに上がった久保田智之が連打を浴び、無死二、三塁のピンチを迎える。...