千葉・長生村の「首絞め議長」問題 抗議電話殺到で役場職員が悲鳴 横暴すぎて総スカン状態の東間氏はタクシー運転手だった

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傷害で逮捕、パワハラにセクハラ

 事件は4月7日、東間議長が議会事務職員の歓送迎会に出席し、二次会を終えた帰り道で起きた。そもそも私的な飲み会に公用車を使ったことが問題だが、午後10時過ぎ、運転していた女性職員(27)を後部座席から殴って全治約2週間のケガを負わせたのだ。髪の毛を引っ張ったり、シートベルトで首を絞めたりもしたという。この時、木嶋晴一副議長(72)が東間議長の隣に座っていたが、「暴行に気がつかなかった」とにわかには信じられないことも口にしている。

 5月16日、茂原署に逮捕された東間議長は、傷害罪で略式起訴され、罰金20万円の略式命令を受けた。議会は30日、東間議長の辞職勧告を全会一致で決議し、6月7日には暴行を制止できなかった木嶋副議長に対しても辞職勧告を決議。正副議長が揃って辞職を求められたわけだが、二人は揃ってそれを拒否した。

 その後、車内の音声データから東間議長の女性職員に対するセクハラ、パワハラ行為が新たに確認されたことで、再度の辞職勧告が決議された。それでも彼は辞めようとしないどころか、音声データを聞かされた際、データのコピーが入っていたUSBメモリーを破壊したという。

 東間議長はどういう人物なのだろうか。

「圧のある方とでも言いますか、昔ながらの議員さんですね」(前出の役場職員)

 なにせ1990年の初当選(無投票)以来、連続9期当選、昨年4月に4度目となる議長に就任した。2004年には当時の村長から後継者として指名され村長選にも立候補したが、これには敗れている。ある村会議員は言う。

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