千葉・長生村の「首絞め議長」問題 抗議電話殺到で役場職員が悲鳴 横暴すぎて総スカン状態の東間氏はタクシー運転手だった
九十九里浜の南部に位置する千葉県で唯一の村、長生村が荒波にもまれている。村議会の最長老(9期)で議長を務める東間永次議員(77)が、公用車を運転していた20代の女性職員に車内で暴行を加え、逮捕された件だ。6月20日、村議会は2度目の議員辞職勧告決議案を可決したものの、東間氏はこれを再度拒否している。何でも「やり残したことがある」のだとか。
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【実際の画像をみる】「隣に座っていた」「暴行に気付かなかった」副議長の信じがたい発言 村から公開された議事録にもはっきりと記載が
長生村役場に電話をすると、通話中でなかなか繋がらない。ようやく繋がったものの、職員の声がとにかく暗い。
「抗議やお叱りのお電話をかなりいただいておりまして……」
やはり東間議長の件である。どういった抗議なのだろう。
「『なんで辞めさせないんだ!』という声が多いですね。5月16日に議長が逮捕されて以来、新聞などマスコミに報じられるたびにお電話をいただきます。特にテレビで報じられると、その直後に一気に増えますね。先ほどもどこかのテレビ局で報じられたようで。こちらとしては法的なことをお答えするしかできませんが……」
議員辞職勧告は村議会が決議するもので、法的拘束力はない。議員を辞めるかどうかは本人次第である。ちなみに東間議長は村の観光協会の会長も務めているが、
「観光協会会長もまだ辞めていません。会長の任期は2年間で、今年4月の総会で再任されたばかり。この役職も本人次第なので……。苦情のお電話にも『村としては辞めさせることはできないんです』と申し上げるんですが、『村長とグルになっているのか!』とか言われます。正直言って、役場の職員も疲弊しております」
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