「小沢一郎」が語る“細川連立政権”秘話 「自民党を否定しているんじゃない。一度、地に落ちて引き締め直せばいいんだ」
永田町で一時「解散」の機運が高まったものの、岸田文雄総理は6月15日に“先送り”を明言した。だが、いま実際に解散総選挙が行われたとして、どれほどの国民が「政権交代」という言葉を頭に思い浮かべるだろう。1993年6月に自民党を離党して新生党を立ち上げ、8党派連立政権の立役者となった小沢一郎衆院議員は、いま何を思うのか。ジャーナリスト・鈴木哲夫氏がその胸中に迫った。前後編のうち「後編」。
――小沢さんが飛び出して、そして、新生党を作って政権交代を果たすまでの道のりのなかで、どんな苦労があったか。...