【ラーメン組長射殺事件の余波】 絆會・織田代表の居場所に注目が集まる中、組員はみな防弾チョッキ着用の緊張度
同じ長田区に
絆會・織田絆誠代表の自宅前の警備が「より厳重」になったことはすでにお伝えした通りだが、緊張度がさらに高まっているという。
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G7広島サミット(5月19日~21日)の開催前から、兵庫県神戸市長田区にある絆會・織田代表の自宅前で警戒するパトカーが1台から2台に増えた。その理由はサミットに絡んでのことではなく、テールラーメン店主と6代目山口組3次団体トップを兼ねていた余嶋学組長が射殺された事件に絡んでのことと取りざたされてきた。
というのも、当初は「絆會の若い衆が余嶋組長を殺害したのではないか」との見方があったからだ。6代目山口組と絆會とはもともと良好とはいえない関係である。そのため警察当局は不測の事態に備え、警戒を強める意味合いから自宅前の警備が厳重になっていた。
「絆會の織田代表の自宅と、余嶋組長が射殺された現場は同じ長田区にありますから、警察当局の動きは当然のことでしょう。ただ、最近になって、これまで以上に自宅前には緊張感が走っているようです」
と、社会部デスク。
どういうことなのだろうか?
1時間にわたる聴取
「さらなる警備強化の背景には、余嶋組長を射殺したヒットマンが織田代表と遠からぬ関係にある人物ではないかと警察当局が注目していることもあるようです」(同)
事情を知る元山口組系義竜会会長の竹垣悟氏(現・NPO法人「五仁會」主宰)によると、こんな出来事が最近あったのだという。
「6代目側の関係者の話ですが、パトカーが複数台近づいてきて、警官から約1時間にわたってアレコレ事情を聞かれたということでしたね」
敵対関係にある組織がかち合いそうになれば、捜査当局が神経をとがらせるのは当然のことと思われるのだが……。
「確かにそうですが、通常ならそこまで時間をかけないはずですから、平時ではないと警察当局が考えていると見てよいでしょう。6代目側には、“事情を聞かれた際の対応マニュアル”のようなものが存在するのですが、それに従って対応したうえでの約1時間ですから、異例の長さと言えるのではないでしょうか」(同)
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