「踊る!さんま御殿!!」に異変 史上最低の視聴率を記録してしまったウラ側
6月13日午後8時から、日本テレビ系列では「踊る!さんま御殿!!」が放送された。裏番組は、NHK総合が「うたコン」、TBS系列が「バナナサンド」。テレビ朝日系列は午後7時から「ロンドンハーツ」、フジテレビ系列も同じく「今夜はナゾトレ」の2時間スペシャルだった。
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【写真13枚】低視聴率の原因は「食事中は避けたいNGワード」とゲストの顔ぶれ? 問題のシーンとゲストたちを画像で見る
「踊る!さんま御殿!!」は1997年から放送されている、言わずと知れた長寿番組だ。MCは明石家さんまで、視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯)も安定している──。
ところが、異変が起きてしまったのだ。民放キー局のプロデューサーが驚きながら言う。
「この日の視聴率は7・9%で、放送開始以来、最低を記録してしまいました。私もリアルタイムで見ていましたが、さんまさんのトーク回しはいつも通り巧みで、ゲスト陣のエピソードに爆笑しっぱなしでした。むしろ高視聴率を確信していたのですが、蓋を開けてみると、まさかの結果にびっくりしました。とはいえ、放送前に一抹の不安を感じていたのは事実です。それはゲストの顔ぶれでした」
TVerに記載されている順に出演者を紹介しよう。
歌手でタレントのあの、タレントの井上咲楽、元NHK解説委員の岩田明子、元光GENJIの内海光司、お笑い芸人の小出真保、元光GENJIの佐藤アツヒロ、俳優の須賀健太、タレントのダレノガレ明美、お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実、ユーチューバー「なこなこカップル」のなごみとこーくん、マジシャンのマジシャンGO、演歌歌手の水森かおり──という13人だった。
徳井とダレノガレ
「率直に言いますが、13人の皆さんが並んでもゴールデンの番組らしい華が感じられませんでした。旬の人もいません。例えば、元光GENJIといえば、内海光司さんや佐藤アツヒロさんではなく、大半の人が期待するのは諸星和己さんでしょう。若い視聴者ともなれば、内海さんや佐藤さんの名前を聞いても『誰?』という印象のはずで、『あの人は今』という企画にもなりません。若手俳優の須賀健太さんは注目の役者さんですが、まだまだ知名度がありません。」(同・プロデューサー)
さらに、視聴者が眉をひそめた可能性があるのは、徳井義実とダレノガレ明美の2人だ。
「昔から地上波のテレビを楽しんでいるのは、文字通り善良な市井の人々です。鬱屈した人や、偏屈な人は見ません。確かに徳井さんとダレノガレさんは経歴も実力もあり、画面映えもします。今回もトークでしっかり笑いを取っていました。しかし、徳井さんは2019年に発覚した税金の無申告問題の影響をいまだに引きずっています。ダレノガレさんも同じ19年に友人の整形疑惑をSNSで指摘し炎上したことを視聴者はまだ許していないようです」(同・プロデューサー)
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