認知症最大のリスク「難聴」をいかに防ぐか 若者世代がより危ない理由とは
可能な限りスピーカーで
また、コロナ禍を機に自宅でのオンライン会議などが増えましたが、可能な限り、イヤホンやヘッドホンをつけるのではなく、スピーカーから音を聞く方がいいでしょう。
日本社会には「あうんの呼吸」や「暗黙の了解」が存在し、特に高齢のご夫婦の間では会話などあまり必要ないと主張する方もいます。
しかし、難聴は認知症発症リスク因子の「8%」を占めています。そして難聴は、すでに説明した通り社会的孤立やフレイルなどを誘発するため、潜在的には「8%以上」のリスクを内包しているのではないかと私は考えています。この決して小さくない難聴によるリスクだけは、ぜひとも軽く聞き流さないでいただければと思います。確実にQOLの維持・向上に役立つはずですから。
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