認知症最大のリスク「難聴」をいかに防ぐか 若者世代がより危ない理由とは

ドクター新潮 ライフ

  • ブックマーク

 脳トレに勤(いそ)しみ、手先を動かす。現代の“難病”たる認知症の予防に励んでいる方は少なくあるまい。だが、認知症の最大のリスク因子は実は「難聴」。65歳以降でも間に合い、「耳」を良くすると「目」に関連した認知機能まで改善されるという難聴対策を専門家が指南する。

 ***

 そうはいっても「65歳の壁」を越えることはできないのか――。

 2017年に発表され、20年に改訂されたふたつの論文が、認知症の研究の世界に衝撃を与えました。...

つづきを読む