武蔵野美術大学出身の林家たい平が今も絵を描き続ける理由とは 「二兎、三兎を追うことは、無駄じゃない」
「二兎、三兎を追うことは、無駄じゃない」
今年2月には、全国いちご選手権で最高金賞を受賞した出身地埼玉のブランドいちご「あまりん」の名付け親となりイメージイラストも手掛けた。2020年に亡くなった師匠のこん平さんからは、「多芸多才はいいけれど、器用貧乏にはなるなよ」とくぎを刺されたこともあった。でも、「二兎、三兎を追うことは、無駄じゃない。それは将来きっと芸の肥やしになる」と絵筆を握り続けた。
そんなたい平の最新作を間近で見られるのが、6月21日から松屋銀座で開催される「林家たい平 うつわ展」だ。波佐見(はさみ)焼に絵付けをしたうつわを展示・即売する。すべての作品がたい平自身が手描きをした一点もの。たい平も会場にできるだけ駆け付ける予定というから、ファンは足を運んでみてはどうだろう。
出展されるたい平が絵付けした波佐見焼は150点。一番安い角皿だと3千円ほどで入手できる。