侍ジャパン次期監督、工藤公康が有力な理由 不安は「メジャーリーガーとのパイプ」?
金銭にシビア
「確かに有力候補の一人だとは思います」
とは、『工藤公康 86球にこめた戦い!』の著書もある、スポーツジャーナリストの吉見健明氏。
「懸念点を挙げれば、メジャーリーガーへのパイプがあるかどうか。メジャー組が参加するか否かが勝敗を分けますからね。また、工藤は金銭にシビアなことで知られ、ビックリするような額を要求する可能性もあります。さらには、采配が非情といわれ、球界での人望は意外と薄いのです」
この辺りがどう評価されるのかがポイントだという。
西武時代の恩師・広岡達朗元監督は、
「工藤は狡猾なところはあるが、頭の良い男ですよ。最近は釣り番組ばかり出ているが、早く復帰してしっかり勉強しろと言いたい」
後任が決まるのは8月末。
初めに名が出た者は消えるというのが人事の鉄則だが、さてその結末は……。