侍ジャパン次期監督、工藤公康が有力な理由 不安は「メジャーリーガーとのパイプ」?

スポーツ 野球

  • ブックマーク

金銭にシビア

「確かに有力候補の一人だとは思います」

 とは、『工藤公康 86球にこめた戦い!』の著書もある、スポーツジャーナリストの吉見健明氏。

「懸念点を挙げれば、メジャーリーガーへのパイプがあるかどうか。メジャー組が参加するか否かが勝敗を分けますからね。また、工藤は金銭にシビアなことで知られ、ビックリするような額を要求する可能性もあります。さらには、采配が非情といわれ、球界での人望は意外と薄いのです」

 この辺りがどう評価されるのかがポイントだという。

 西武時代の恩師・広岡達朗元監督は、

「工藤は狡猾なところはあるが、頭の良い男ですよ。最近は釣り番組ばかり出ているが、早く復帰してしっかり勉強しろと言いたい」

 後任が決まるのは8月末。

 初めに名が出た者は消えるというのが人事の鉄則だが、さてその結末は……。

週刊新潮 2023年6月15日号掲載

ワイド特集「そこここにサンクチュアリ」」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。