「夫の目を盗んで弟弟子と関係を…」 大相撲・木瀬部屋で弟子同士の不倫トラブルが
角界をリアルに描いたドラマ「サンクチュアリ-聖域-」が大ヒット中だが、やはり事実は小説より奇なり。大相撲の木瀬部屋で、兄弟子の妻を弟弟子が奪う“事件”が発生していた。今なおトラブルの火種はくすぶっていて……。
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木瀬部屋は44ある部屋の中でも、有力といえるうちの一つだ。現在、十両以上を指す「関取」の数は、業師で人気の「宇良」を筆頭に5名と角界第2位。元幕内・肥後ノ海の木瀬親方が率い、3年前には徳勝龍が幕内優勝を果たしている。
そんな勢いある部屋で、
「一切表沙汰になっていませんが、弟子同士の不倫トラブルがありまして……」
と重い口を開くのは、部屋のさる関係者である。
被害に遭ったのは、元十両の高立(たかりゅう)なる力士だ。石川県出身で拓大卒業後、2014年に入門。205キロの巨漢で将来を期待されたが、けがに苦しみ、2年前に引退している。私生活では18年に結婚し、1児をもうけていたが、
「もめ事があったのは2年前、2021年のことです」
と関係者が続ける。
「当時、高立は部屋住みで、奥さんは息子さんと一緒に実家のある大阪に住む“遠距離婚”でした。3月、妻の実家に高立が帰ったところ、彼女の様子がおかしい。子どもの面倒を見ずに、夜中に長時間電話をしていたそうなんです。で、彼は悪いと思いながら、奥さんのスマホを見た。すると……」
夫の目を盗んで弟弟子と…
当時幕下だった弟弟子とのLINEのやり取りを発見。頻繁な交信の中に、妻側の「愛してるよ」「えっちも良すぎる」とのメッセージが残されていたという。
「高立は頭が真っ白になってその場で妻を問い質した。奥さんは最初“テレビ電話で(行為を)しただけ”と言い訳していましたが、最後は“白状”。その前月、息子を連れて東京の高立のところへ行ったのですが、その際、夫の目を盗んで弟弟子とそうした関係になった、と。高立はその弟弟子のことをかわいがり、妻を紹介したこともあったため、ショックで立ち直れなくなってしまいました」
その時点で高立は重いけがを抱えていた。それに加えてこのトラブル。部屋に残る気力がなくなり、引退を決意したという。
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