【広末涼子不倫問題】「けじめつけます」のキャンドル・ジュン氏 2001年に大きな転機 朝日新聞の1面で取り上げられるまで

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相手が広末だから

《18歳でダ・ヴィンチのマリア像を背中に彫って以来、運命的な出会いの度に入れてきたという「刺青(タトゥー)」が全身を覆う。右耳朶には、ピアスと呼ぶにはあまりにも大きな、長さ20センチほどの「鹿の角」が差し込まれ……》(「週刊新潮」9月2日号)

 お相手が人気女優だったおかげで、こんな風に報じられるとは……。

 広末といえば、奔放な男性遍歴でも知られる。俳優の伊勢谷友介(47)や金子賢(46)などと浮名を流し、2003年12月にモデルでデザイナーの岡沢高宏(47)とできちゃった結婚。男児を授かるも、08年には離婚。その後、俳優の永井大(45)との熱愛が報じられるも、10年10月にジュン氏と再婚したのだ。

 もっとも、ジュン氏に関しては、彼の真面目な人柄を報じるメディアもあった。

福島の月命日

《「いつも口数が少なくて静かで照れ屋。でも、何かあると引っ張っていくタイプの人間でしたね。あのタトゥーやピアスを除けば、あのころのまま。素直でいい奴でしたよ」/そう話すのは彼の地元・長野県松本市の高校の同級生。(中略)クラスメートがうれしそうに話す。/「わたしが結婚するということを井筒くんに電話で報告したら、すごく喜んでくれてお祝いにキャンドルを作ってくれたんです。幻想的で感動しました」/次々と“いい人伝説”が明らかになるジュン氏。》(「FLASH」10年11月2日号)

《長野県松本市出身の彼をよく知る人物は、こんな証言を。/「中学時代のジュン君は背が高く、バスケットボール部ではキャプテンを務めていました。運動神経も良く女子からの人気もあり、バレンタインデーにはたくさんのプレゼントをもらっていました」》(「週刊女性」10年11月2日号)

 翌11年3月11日には、東日本大震災が発生。3日後、彼は支援物資を持って福島県いわき市を訪れた。今年3月4日、朝日新聞は土曜版「be」の1面にジュン氏のインタビューを掲載し、その地道な活動を評価していた。

《外を歩き人はほとんどおらず、コンビニエンスストアやガソリンスタンドは閉まったまま。炊き出し中に、地元の人から「お前たち、東京のもんのために原発があったんだぞ」と言われ、返す言葉がなかった。「どこかひとごとにしか考えていなかったのではないか」。自省しながら支援を続けていたその年の6月、「追悼のキャンドルを月命日にしてほしい」と声を掛けられ、いわき市でキャンドルナイトを開いた。キャンドルにメッセージを書いてもらうと、「死んだ父ちゃんを返して」「外で自由に遊びたい」……。悲痛な叫びが書かれていた。被災者は声にできない思いを抱えていることを知り、福島県内の仮設住宅や寺院などで住民の声に耳を傾け、火をともし続けてきた。》(「朝日新聞」23年3月4日付け)

 キャンドルナイトは、月命日のイベントとして今も続く。現在は一般社団法人日本キャンドル協会の専務理事も務めている。

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