【広末涼子不倫問題】「けじめつけます」のキャンドル・ジュン氏 2001年に大きな転機 朝日新聞の1面で取り上げられるまで
2001年の転機
《「これからはロウソクを作るだけじゃなくて、もっと活動の場を広げて、ロウソクを使って空間全体の演出をするような仕事をしたいですね」》(同)
その言葉通り、フジロックフェスティバルのステージの空間演出など、彼の活躍は大掛かりなものになっていく。
そして2001年、大きな転機が訪れる。
《ロウソクを作り始めた頃、平和に対する意識はあったが、今の時代をクールに表現できればいいと思っていたという。/「広島で『聖なる音楽祭』という、ダライ・ラマが呼びかけた世界規模のイベントが行われました。そこで平和の火を分けてもらい、キャンドルを灯したことがすべての始まりでした。》(「リビングデザイン」05年1月号)
2001年6月1日から3日間にわたり開催された「世界聖なる音楽祭」のことだ。広島平和記念公園内にある「平和の灯(ともしび)」で灯され続ける火を分けてもらったことで、彼の意識に変化が芽生えたようだ。
このイベントから約3カ月後の9月11日、アメリカ同時多発テロ事件が起きる。
《広島・長崎で灯したキャンドルを持って、アメリカに行くことにした。僕は2001年に日本各地を旅してそれぞれの地方のさまざまな歴史や問題に触れ、東京に戻ってきた。その時、ちょうどアメリカで同時多発テロが起こった。アメリカは、音楽なり映画なりの影響を通して僕を作ってくれた国だ。でもニュースでは、「90%の国民が報復攻撃に賛成している」と報じられていた。多くの日本人はそのニュースをまともに受け止めていたけれど、僕は本当にそうかなと思った。若い頃に影響を受けたボブ・ディランやニール・ヤングのような、かつてベトナム戦争に反対していた世代は一体どこに行ってしまったんだろうか……。》(「SWITCH」02年9月号》
結婚で一転した評価
02年、彼はロサンゼルスからアメリカを横断し、ニューヨークのグラウンド・ゼロでキャンドルを灯した。翌年にはテロの報復先であるアフガニスタンで灯した。彼にとってキャンドルの炎は、平和の火となった。
08年には新潟県中越地震の復興イベントを開催し、10年にわたり続けられた。
広末と結婚する前の報道は、概ねこういった内容だった。ところが、10年8月に彼女との交際が「FRIDAY」と「女性セブン」に報じられると、週刊誌が一斉に彼に注目する。各誌のタイトルを見てみよう。
●「広末涼子」新恋人「キャンドル・ジュン」の全身刺青」(「週刊新潮」9月2日号)
●広末涼子「刺青入れたい」わがまま三昧の暴走半同棲(「週刊実話」9月23日号)
同年10月9日、2人が結婚するとさらに過激化する。
●広末涼子なんでキャンドル・ジュン?(「週刊文春」10月21日号)
●広末涼子&キャンドル・ジュン 全身タトゥー&鹿の角ピアス…。恋多き女優を射止めたオトコの魅力とは?(「SPA!」10月26日号)
●広末涼子 本誌だけが見た2ショットから2か月 キャンドル・ジュン氏と再婚 “マイナス男”との歩き方(「女性セブン」10月28日号)
●刺青夫“ドラッグ疑惑” 広末涼子CM戦線異状アリ(「サンデー毎日」10月31日号)
確かに彼の風貌はひときわ目立つ。
[2/4ページ]