【広末涼子不倫問題】「けじめつけます」のキャンドル・ジュン氏 2001年に大きな転機 朝日新聞の1面で取り上げられるまで

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 ダブル不倫報道を事実と認め謝罪した女優の広末涼子(42)。彼女の夫であるキャンドル・ジュン氏(49)の発言が憶測を呼んでいる。先日、福島県二本松市で開催された東日本大震災の“月命日”のイベントで、「しっかりけじめをつけます。皆さんお楽しみに」と語ったのだ。そもそも彼は、どういう人物なのか。

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 1974年1月20日、キャンドル・ジュンこと井筒順(現在は廣末順)は長野県松本市で3人兄弟の末っ子として生まれた。父親は著名なバイオリン職人の井筒信一氏で、一家はクリスチャンだった。地元の高校を卒業すると上京し、94年からロウソクを作り始める。

 なぜロウソクの製作を始めたのか、彼はこう答えている。

《「自分は何のために生まれてきたのか」。考え込む日々、精神的な対話のパートナーに選んだのがロウソク。もともと敬虔なクリスチャンの一家だったので、小さい頃から身近な存在だった。/当初は既成のロウソクを使っていたが、値段が高いこともあり、自分で作り出した。その質の高さと美しさが友人、知人の間に口コミで広がり、20歳の頃から音楽やファッション関係のイベントなどで、ロウソクを使った空間演出を依頼されるようになった。》(「読売新聞」2009年5月20日夕刊》

 当初、ファッション誌やサブカル誌が、彼をアーティストとして取り上げた。「an・an」は「JUNEさん アーティスト」として取材している。

「クロムハーツ」直営店で演出

《“何本ものロウソクを使った空間プロデュース”に思い当たる人も多いはず。JUNEさんは、人気ショップでの個展、音楽の野外イベントでの演出等々、様々な分野で個性を発揮しているアーティストである。/「この部屋に住み始めた頃は、週末になったらいろんな人が訪ねてきて、ロウソクをつけて音楽を聴きながら落ち着いて飲む――いい感じの空間だったんです」/ところが5年経ったいまは仕事が増え、結果、作品も膨大な量になってしまった。》(「an・an」1999年8月27日号)

 週末は仲間とロウソクを灯し、音楽と酒を楽しんでいたようだ。だが、その生活も徐々に忙しくなる。

《昨年、裏原宿の「グレイ」で開かれた彼の作品展には、大勢の人がつめかけた。ロウソクの火と影が織りなすディープな雰囲気にひかれ、2度3度と訪れる人も少なくなかった。/「ロウソクは時間を表現するものだと思う。火や熱で少しずつ姿を変えながら、時間という実体のないものを目に見えるカタチにする。そして最後には溶けてなくなってしまう。そういうところが好きなんです」(中略)昨年末、青山に誕生した「クロムハーツ」直営店のオープニングの会場の演出に、彼のロウソクが使われたのもうなずける。》(「東京ウォーカー」2000年3月28日号)

 そして今後の活動についてこう語っていた。

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