日本語は本当にマイナーな言語なのか――多くの人が気付いていない知られざる実力

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 現在、世界には6000語を超える言語が存在しているといわれている。その中で、日本語は日本国内で使われているだけだから、極めてマイナーな言語だというのが、一般的な日本人の認識なのではないか。

 ところが、そのような認識は正しくないと半世紀も前に指摘したのが、言語社会学者の鈴木孝夫氏。1975年当時、日本語は中国語、英語、スペイン語、ロシア語、ヒンディ語、そして、次のインドネシア語に並ぶ6番目に使用者が多い大言語だというのだ。その後、インドネシア語、アラビア語、フランス語、ポルトガル語、ベンガル語には抜かれたが、依然として、11位の位置にある。...

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