【安住紳一郎アナ】フリーなら年収2億円をやめて「TBS役員待遇」に…ならば報酬はどれくらいか 関係者は「将来、社長になる可能性もある」
社長と話し合った
「社長になる可能性も十分にあります。これまでアナウンサー出身の社長といえばニッポン放送の亀渕昭信さん(81)がいましたが、テレビではいません。日本テレビの舛方勝宏アナ(80)が副社長にまで出世したのが最高かもしれません。安住アナならアナウンサー出身者として史上初のテレビ局の社長になれると思います」
とはいえ、TBSの社長よりフリーアナになったほうが稼げるのではないか。
「安住アナは『第60回ギャラクシー賞』でラジオ部門のDJパーソナリティ賞を受賞しました。5月31日に行われた授賞式のスピーチで、今後について佐々木卓社長(63)と話し合ったことを明かしています。社長から『優秀なアナウンサーこそ局に残ってほしい』と言われ、待遇面などを相談したうえで、『ぜひ局アナとして、これからもいろいろやっていこう』と言葉をかけられたそうです。つまり、フリーと遜色のない金銭面での待遇を社長が約束したということでしょう」
人気アナとはいえ、一社員をそこまで優遇できるものだろうか。
役員報酬を上げるため
「もし彼がフリーになったら、TBSは年間いくら払わないといけなくなると思いますか? 現在、彼は週4日の『THE TIME,』に加え、『Nキャス』と『金スマ』で週6番組を担当。1番組50万円として週300万円、年1億5000万円。ラジオは安いですが、『レコ大』と『音楽の日』を加えればざっと2億円弱くらいになるでしょう。とはいえ、役員報酬としてそれに見合う金額を支払うのは、東証1部(現・プライム)上場企業としては難しい。報酬1億円以上の役員は公開しなくてはなりませんし、社長より高い報酬となっては他の社員の士気にも関わりますからね」
退社前の国山ハセンアナ(32)が同局の「週刊さんまとマツコ」に出演した際、「弊社は安住さんです」と言い、仕事は安住アナが持って行ってしまうことを嘆いていたのが思い出される。
「TBSの役員報酬は全体で約4億円です。一人あたりの報酬は、昨年は役員数が半減したので約6700万円でしたが、それ以前は3000万円台でした。安住アナも新人役員ですから、3000万円台後半の報酬になるでしょう。とはいえ、フリーになれば2億円、3億円も夢ではない彼が、3000万円台で会社に残るとは思えません」
どういうことか?
「TBSとしても、彼の局外流出を防げるのなら1億円くらい安いものでしょう。そこで表向きの役員報酬はそのままに、出演手当などのインセンティブで限りなく社長報酬に並ぶ推定1億円弱に近づけると思います。もちろん『THE TIME,』の早朝出勤から帰宅までは社のハイヤーをつけ、接待交際費も使えるようにする。確定申告が必要になりますが会社にやってもらえばいいことですし、他にも社員としての様々な恩恵があればフリーアナより役員待遇を選んでも悪くはないはずです」
そしてゆくゆくは“ビッグハット”(TBS本社の愛称)の頂点に。
「安住アナが社長にまで上り詰めれば、社員の士気も上がってTBS復興の道が開けると思います」