「町田カフェ銃撃事件」から見えてくるヤクザの窮状  射殺された舎弟の組織「山口組・極粋会」が抱える別の難題とは

国内 社会

  • ブックマーク

抗争には発展せず

 5月26日の午後7時半ごろ、東京・JR町田駅に直結するターミナルビル内のカフェで男性が拳銃で撃たれ死亡するという事件が起きた。死亡した男性は、6代目山口組の2次団体・極粋会の舎弟・鈴木英東(ひでとう)組員(51)で、射殺した相手は稲川会の元組員。そんな災難に見舞われた極粋会トップが、別件のトラブルも抱えているという。

 町田の銃撃事件の原因は金銭トラブルだと見られている。鈴木組員が加害者に貸したカネが返ってこず、それをただしたところ元組員から発砲されたということで、抗争に発展することはなさそうだ。...

つづきを読む