巨人、史上最強の「5番打者」と呼ばれた男 「柳田真宏」が明かす最も輝いた1977年
登録名を変更して心機一転
テレビや雑誌の野球企画で、巨人、阪神の歴代4番打者が何度も取り上げられるのに対し、「5番打者」が話題になることはほとんどない。そんな風潮にあって、かつて「巨人史上最強の5番」と呼ばれ、脚光を浴びた男が存在した。長嶋茂雄監督がチームを率いた1977年。張本勲、王貞治のあとの5番を打ち、リーグ3位の打率.340、21本塁打、67打点を記録した柳田真宏である。50代以降の野球ファンなら、ほとんどの人が懐かしく思い出すはずだ。現在は歌手活動の傍ら、東京都八王子市でカラオケスナック「まむし36」(まむしは現役時代のニックネーム)を経営する柳田氏に最も輝いたシーズンを振り返ってもらった。...