「吉野ヶ里遺跡」石棺墓発見で“邪馬台国論争”が再びヒートアップ 歓喜する佐賀県民に、“畿内説”論者の反応は…

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地元紙も大興奮

 一方で奈良県桜井市立埋蔵文化財センター、橋本輝彦所長は「畿内説」を紹介し、こうコメントしました。

「3世紀の段階で、大型の前方後円墳がすでに出現している。ヤマトの方が可能性が高いのでは。今回のものだけで、九州説・近畿説に大きな影響を与えることは、中から金印とか、極端な話“卑弥呼”と書いた物が出てこない限り、なかなか難しいのかなと」

 これを受けて5ちゃんねるでも「邪馬台国はどこにあったか」論争が盛り上がりました。「学会では畿内説が優勢らしいけど、なぜ優勢なのかは調べても全く分からない なんでなんだ?」「九州説派同士の戦いが始まる。まるで仮面ライダーの世界w 畿内は大和朝廷と頑張ってください」などと書かれています。当然結論は出ませんが。

 佐賀新聞は6月5日に石棺墓を開けた翌朝の一面でデカデカとこの件を掲載。結局石棺の中は土が入っていて副葬品などはまだ見つかっていないのですが、見つかった場合は再びデカデカと報じることでしょう。8日の紙面でもこの件は取り上げており、以下のように記述されています。

〈県文化課は「今後の天候次第だが、来週中に人骨や副葬品などの発掘概要をお伝えできれば」と話した〉

近畿説との対立

 山口祥義知事も会見で副葬品が出ることに期待していましたが、果たしてどうなるか。前出・奈良県の専門家は近畿説を推し、金印や「卑弥呼」と書かれたものでも出ない限りは佐賀説は難しいという見解を示しています。しかし、佐賀県民はこれに真っ向から反論します。唐津市の60代男性はこう語りました。

「近畿説が優勢なのは『よくわからなくした』からだ。宮内庁が、奈良の関連遺跡を発掘しないよう制限しているから謎が謎のままになっている。近畿説を主張するのなら、発掘すればいいじゃないですか! あぁ、受けて立ちますよ、佐賀!」

 それにしても上記テレ朝newsの佐賀県民の声、微笑ましいですね。「小学生とかに教える際に『佐賀はすごかったんだよ』と教えられたら、すごくいい」なんてセリフも紹介されていますが、本当に佐賀県民は「なんもなかでしょ?」と言うぐらい自虐的なのです。

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