御成婚30周年 82歳「皇室追っかけおばちゃん」が語る“雅子さまの変化” 下田駅で起きた奇跡とは

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陛下から「お元気ですね」

白滝:那須御用邸に行かれる時は“同行”して、私も同じ新幹線に乗り込みます。もちろんこちらは自由席です。何度かやっているうちに、上りの新幹線は上野駅で何分か停まることがわかってきた。もしかしたら、この数分で写真が撮れるかも。それで上野が近づいてくると、グリーン車近くに寄って行き、上野駅に停車するとホームを走って窓越しの雅子さまにカメラを向けました。すると、当時まだ小さかった愛子さまを抱き上げてこちらを向いてくださったんです。あれは嬉しかった。実際は喜んでいる間もなく、ホームを走って列車内に戻りましたけど。

――やはり、雅子さまも覚えておられるのでは?

白滝:令和元(2019)年に須崎御用邸でご静養なさった際、(伊豆急)下田駅からお帰りになるのを待っていたんです。私たちが並んでお見送りしていると、天皇陛下が通り過ぎた後に振り返って、小声で囁いたんです。「お元気ですね」と。もちろん嬉しいのですけど、ビックリするばかりでした。

――一生の思い出となったのではないか。白滝さんが追っかけたのは、陛下と雅子さまだけではない。上皇ご夫妻も追いかけていて、こんな経験も……。

白滝:平成30(2018)年の1月、天皇陛下と美智子さま(現在の上皇上皇后両陛下)が葉山で静養されました。普段、私のほうから声をお掛けすることはしないのですが、この時は別でした。上皇后になられる美智子さまが葉山に来られることはなくなってしまうのではないかと、すぐそばまで来られた時に思わず、「握手させていただいてよろしいでしょうか」と言ってしまったんです。すると美智子さまは「この手でよろしければ」とおっしゃっていただきました。

――この時の様子を通信社が撮影している。白滝さんは満面の笑みである。

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