映画史に名を残す「3人の名監督」が、観客をあっと驚かせた「ベートーヴェン名曲」の意外な使い方

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 溝口健二、タルコフスキー、キューブリック……いずれも映画史上に燦然(さんぜん)と輝く傑作を残した名監督である。

 じつはこの三人の巨匠には、意外な共通点がある。作品世界を表現するために、ベートーヴェンの名曲をとても効果的に使っていることである。

 はたして、彼らはベートーヴェンの名曲をどう利用したのか? 岡田暁生さんと片山杜秀さんの対談本『ごまかさないクラシック音楽』(新潮選書)から、一部を再編集してお届けしよう。...

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