【棋聖戦・第1局】藤井七冠が「藤井キラー」の一角を下す 佐々木七段の和装のウラに師弟愛
名人戦を制して「史上最年少名人」となり、羽生善治九段(52=永世七冠資格)以来の「七冠」を達成した藤井聡太七冠(20)が、6月5日、次の対局に挑んだ。「気がついたらここに居たという感じです」と語る藤井は、ベトナム中部のダナンで行われた棋聖戦五番勝負(主催:産経新聞社ほか)の第1局で、挑戦者の佐々木大地七段(28)に先勝。同タイトルの4連覇へ向けて好発進を切った。【粟野仁雄/ジャーナリスト】
将棋のタイトル戦が初めて海外で行われたのは、1976年にハワイでの対局となった棋王戦である。...