市川猿之助「性加害問題」の被害者に未成年者も? 「親は強い被害感情をあらわに」
性加害問題、被害者に未成年者がいた?
市川猿之助の心中事件の捜査が進むなか、警視庁は事件の背景に関心を寄せている。事件前に報じられた猿之助の男性への性加害の被害者の中には「未成年者もいた」という疑惑が浮上しているのだ――。
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【写真11枚】29年前、慶應大1年生だった猿之助。やはり現在とは雰囲気が全く違う
捜査関係者が言う。
「女性誌一誌が性加害の疑惑を報じたというだけで、一家心中に追い詰められるとは思えない。なので家族会議を経て自殺を図った当夜から翌日までの時間のみを切り取って捜査するだけでは済ませず、そこに至るまでの原因、背景事情、流れをすべて解明しようとしています」
その過程で捜査1課の刑事たちは、猿之助周辺の関係者に対して慎重に事情聴取を重ねてきた。別の捜査幹部が声を潜めて語る。
「猿之助は複数の人間に手を出していましたが、実はその中には未成年者が含まれていたという情報がある。しかも被害に遭ったのはローティーンで、その親は“まだ判断力も乏しい子どもになんてことをしてくれたのか”と強い被害感情をあらわにしているという話です。現時点で被害届こそ提出されていませんが、今後、出させる可能性は十分にあります」
「強制性交罪での立件も視野に」
社会が性加害の問題に厳しい目を向けている世相を背景に、捜査員の間にも「放置していい問題ではない」という空気が醸成されており、
「最終的には警察上層部の判断になるものの、強制わいせつ罪ないし、強制性交罪での立件も視野に入れ慎重に捜査を続けている」
と、この関係者は言うのだ。
今回の事件、事情聴取こそスピーディーに行われたものの依然として謎が多く残されている。その一つは、両親の死因だ。当初伝えられていた薬で死ぬのは容易ではないという指摘も出てきている。6月8日発売の「週刊新潮」では、「自殺するためにはフルニトラゼパム(向精神薬)が1万錠必要」という専門家の指摘とともに、捜査の現状、今後の裁判で問われる可能性がある罪状について詳しく報じる。