「ガーシー」逮捕で始まる警視庁「SNSマフィア」一掃作戦 すでに“内偵”が始まっていた有名暴露系インフルエンサーとその不気味な背後人脈
「顔写真」と「チャート図」
前出の実業家が続ける。
「犯罪収益対策課の捜査員らはXとその周辺者10名近くの名前と顔写真を押さえ、彼らの関係性を示したチャート図まで作成していました。彼らがチームとなって協働する形で暴露ネタを仕入れ、恐喝相手を選定後、“(Twitterなどに)書くぞ”と言って脅迫。暴露を中止するのと引き換えに、多い時で数千万円単位の金銭を脅し取っていたケースもあると聞きました」
写真やチャート図の存在から「警視庁が本気」なのは容易に見て取れたが、それには理由があるとも。警察当局は、彼らが得たカネの一部が反社勢力へ流れていると睨んでいたという。
「警視庁はSNSを使った脅迫行為が、反社組織の新たなシノギになっている可能性について、強い危機感を抱いていた。同様の嫌疑を掛けられているインフルエンサーは他にもいるようでしたが、Xとガーシーが知名度や影響力で際立っており、彼ら“トップ”を叩くことでSNSマフィアと呼ばれる面々を一網打尽にしたいとの話でした」
ガーシー容疑者の“協力”次第では、さらなる大捕り物へと発展するかもしれない。