岡本和真は3つのポジション、ドラ1投手はセットアッパーに……スッキリしない原采配に賛否

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球宴「ファン投票ゼロ」の危険も

 岡本は三塁、一塁、外野の3ポジションを守っていくことになるそうだが、こんな指摘も聞かれた。

「6月18日までオールスターゲームのファン投票がありますが、巨人ファンの投票も割れてしまい、『ファン投票ゼロ』になってしまうのでは?」(前出・関係者)

 現在、ファン投票1位は「捕手部門」の大城卓三(30)だけだ(6月5日現在)。

 岡本は「三塁手部門」で11万強を集めているが、阪神・佐藤輝明(24)の半分ほど。「巨人ファンの間でも門脇と投票が分かれている」との指摘もあり、逆転は難しいと見るべきだろう。

 伝統球団の「ファン投票による野手の出場がゼロ」は屈辱だ。しかし、“コンバート”といえば、ファームでもアヤシイ動きが見られた。

「4日の日本ハム二軍戦で菅野智之(33)が先発しました。6回途中1失点、可もなく不可もなくといった感じでした。でも、6回途中で79球は多すぎ」(ベテラン記者)

 近日中の一軍昇格も伝えられるが、人材難の先発陣を補う活躍は期待できそうにない。そんな不安材料を払拭するためだろうか、堀田賢慎(22)のリリーフ転向案が進められていた。

「先発投手として、6、7割の力で投げ、ボールのキレで勝負しようとしていましたが、巧くいきませんでした。直球の威力には定評がありましたし、短いイニングで全力投球させたほうが良いのかもしれません」(前出・同)

 とはいえ、堀田はドラフト1位投手である。また、リリーフ転向が成功したとしても、花形のクローザーには同じくドラフト1位の大勢(23)がいるので、セットアッパーということになりそうだ。試合終盤に逆転される「魔の8回」を防ぐ人員増と思われる。

「クローザーはプレッシャーの掛かる場面での登板となりますが、登板準備は勝ち試合のみ。セットアッパーは勝敗に関係なく肩を作らなければならないので体力的負担はクローザー以上です」(前出・同)

 ドラフト1位がやるべきポジションではないと思うが……。菅野の復活が遅れそうなら、「今季は救援」の話も出ていたそうだ。中田に続いて菅野も一軍復帰となりそうだが、上昇気運につながっていかないのは全ての選手を活かすコンバートがされないからだろう。原采配に賛否両論だ。

デイリー新潮編集部

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