好調「報ステ」陰の立役者は安藤萌々アナ なぜか「田中みな実と江藤愛を思いだした」と言いだす人も
“おっさん”の理想型
ヒロドアナの加入も番組を活性化させているようだ。
「MCを務める『芸能人格付けチェック』(ABCテレビ制作)で全国的な知名度を獲得しているので、番組にとってマイナスになるはずもありません。特に今は、エンゼルスの大谷翔平選手(28)が絶好調ということも大きいでしょう。視聴者に新鮮な印象を与えるヒロドアナと大谷選手の活躍が相乗効果を生んでいます」(同・プロデューサー)
そして安藤アナも好調な視聴率に貢献しているという。
「4月からウォッチしていますが、あまりの良さに驚いています。最大のポイントは、大先輩の小木アナや大越さんの前でも物怖じや遠慮もせず、すっきりと爽やかに振る舞っているところでしょう。この姿勢に好感を持つ視聴者は多いと思います」(同・プロデューサー)
「報道ステーション」の主な視聴者は男性、中でも年輩が多い。誤解を恐れずに言えば、「仕事を終えて帰宅したお父さん」が見る番組だ。
「いわゆる“おっさん”がニュース番組の女子アナにどんな魅力を求めているのか、これはちょっと独特なものがあります。あまりにも異性として魅力的だと、ニュースが頭に入りません。異性としての魅力を感じさせながらも、元気いっぱいのキャラクターで、滑舌よく原稿を読まれると、その内容が頭に入ってくる。これこそが“おっさん”が求めるニュース番組における女子アナの理想型であり、その条件に安藤アナはぴったりなのです」(同・プロデューサー)
同学部同学科卒の同期入社
その点で言うと、渡辺アナは条件を満たしていなかったという。
「あまりに綺麗すぎたのです。美貌に目が行ってしまい、ニュースの内容が全く頭に入ってこないという40~50代の男性は多かったのではないでしょうか。彼女の処遇にテレ朝は知恵を絞ったと思います。『サンデーステーション』の女性キャスターに抜擢しましたが、日曜午後9時台というまさにゴールデン帯です。大役ですが、平日の『報道ステーション』とはまた違った視聴者層になるところに勝機を見出したのでしょう」(同・プロデューサー)
実を言うと、渡辺アナは1997年生まれで、成蹊大学法学部政治学科を卒業。安藤アナは1998年生まれで、同じく成蹊大学法学部政治学科を卒業している。学部も学科も同じ二人は、2020年に同期としてテレ朝に入社した。
「非常に珍しいケースですが、TBSに前例があります。2014年にフリーになった田中みな実アナ(36)は1986年生まれで、青山学院文学部英米文学科を卒業。そして江藤愛アナ(37)は1985年生まれで、同じく青山学院文学部英米文学科を卒業。二人とも2009年にTBSに入社しました」(同・プロデューサー)
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