長野4人惨殺事件、警察が犯した「深刻なミス」とは 「盗聴」被害妄想の息子に銃を持たせた市議会議長にも責任が
父は市議会議長の傍ら果樹園を営み、母はジェラート店を切り盛りするフラワーアーティスト。そんな地元の名家に、長男のどす黒いわだかまりが密かに増幅していた。長野県中野市の4人殺害立てこもり事件。猟銃を駆使する凶悪犯を、なぜ「排除」できなかったのか。
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それは、おぞましくも奇妙な「現場ドキュメント」だった。近隣の女性二人を刺殺、さらに駆けつけた警官二人を殺害して自宅に籠城した青木政憲容疑者(31)。犯行後およそ4時間をともにした母親(57)が、地元紙「信濃毎日新聞」5月28日朝刊で、以下のような息子との会話を明かしていたのだ。...