岸田首相の遅すぎた「身内切り」 恋人に絶縁を言い渡した元首相とは大違い
元首相のエピソード
首相は若い秘書官に発信力を期待していたらしいのだが、ロクな情報が発信されなかったことになる。
「就任後、大して出る幕はありませんでしたが、官邸幹部にとってそれは織り込み済みだったはず。大過なく時間を過ごしてもらえればという思いがあったかと推察されます」(同)
公用車による観光、今回の公邸での忘年会、いずれも振る舞いも問題なら、それがあっさり外部に漏れることも問題だ、という指摘は多い。
「親子ともに緊張感が足りないと言うか、立場を理解していないというか、その両方というか。名前は明かせませんが、かつて平成の時代に政権を率いたある政治家は、長年、心を通わせる女性がいたものの、首相就任にあたり、“在任中には会わない”と伝え、実行したというエピソードがあります。もちろん様々なフォローやサポートは欠かさなかったようですが……。翔太郎氏は政治家ではありませんが、今回のように彼の不祥事が内閣支持率に悪い影響を与えるのは明らかなわけで、その点を岸田首相自身、もう少し自覚すべきだったのではないでしょうか」(同)
そして今度はフライデーが昨年12月30日に首相公邸で岸田一族18人が集まった「大忘年会」について報じた。いずれにせよ、後に翔太郎氏が「ごっこ」ではない形でひな壇に立つ日は来るのだろうか。