「そんな年には見えないね」はアウト、「奥さん」「ご主人」もNG! 「老害」と呼ばれてしまう言葉を紹介

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SNSの使い方にも注意

●部下や取引先の若い担当者に「フェイスブックやってる? 友達リクエスト送っていい?」と尋ねる

→フェイスブックは今や「おじさんおばさん限定のSNS」となりました。若い人に「やってる?」と尋ねること自体が、ちょっと痛い問いかけです。さらに、仕事関係の相手と気軽にSNSでつながろうとするのは、無神経と受け取られても仕方ありません。10年ぐらい前は、仕事で知り合った相手に「友達リクエスト送っていいですか」と言うのが、むしろマナーだったんですけどね。

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 誤解されがちですが、当失礼研究所は「あれも失礼、これも失礼」と失礼を見つけ出し、厳しく取り締まる“失礼警察”をやりたいわけではありません。失礼について考えるのは、相手の立場や気持ちへの想像力を鍛えるためです。

 そして想像力を鍛えるのは、失礼に対して図太くなるため。悪意のない失礼に、いちいち目くじらを立てる必要はありません。

 人間関係には失礼が付きものだし、お互い様という前提も忘れたくないところ。時には失礼を笑い飛ばすなど、失礼と上手に付き合いつつ、心穏やかな日々を過ごしたいものです。

世代間ギャップから生まれる失礼

 続いては、プライベートの場面で、世代間ギャップから生まれる失礼について。家族や友人などに対する「言ってはいけない&やってはいけない失礼7選」を見てみましょう。

●子育て中の身内に「男の子/女の子なんだから」という前置きで育て方や服装をアドバイスする

→「男の子なんだから、もっと厳しく育てないと」「もっと女の子っぽい格好させればいいのに」の類。言う側は「当然のこと」のつもりでも、いわゆる「ジェンダーロールの押し付け」に対して、若い世代は想像以上に敏感です。無自覚にこんなことばっかり言っていると、孫に会わせてもらえなくなるという悲しい事態を招きかねません。

●ペットが死んで悲しんでいる人に、慰めるつもりで「また別の犬(猫)を飼えばいいじゃない」と言う

→そういう問題ではありません。ここ数十年で、ペットと人間との距離は激しく近づきました(あくまでペット好き限定の話ですけど)。このフレーズも、昭和なら「やさしい慰め」でした。しかし今は、飼い主……じゃなくて、パパやママの気持ちをカケラも考えていない「失礼で冷たい言葉」になってしまいます。

●娘の配偶者に「いつも育児や家事を手伝ってくれているんだってね。ありがとう」とお礼を言う

→口に出して反論されるか、心の中で舌打ちされるかはさておき、娘の配偶者は「失礼な! 手伝ってるのではなく、当然の役割として分担しているのだ」と思うかもしれません。いっぽうで、ぜんぜん協力しないタイプの場合に、娘の前で「男なんてそんなもんだよね」と配偶者をかばうのも、大きく的外れです。

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