事務所が仲本工事さんの「相続人探し」の背景 多額の借金に対して「モンスター妻」の反論とは

エンタメ

  • ブックマーク

 最近になって官報に掲載された「被相続人 亡 仲本興喜」との公告にどれほどの人が気付いただろう。この仲本某、昨秋に急逝したザ・ドリフターズの仲本工事さん(享年81)のことなのだ。一方、かの「モンスター妻」はというと――。

 ***

 仲本さんは昨年10月18日、横浜市内の交差点で乗用車にはねられ、救急搬送されるも、翌日に亡くなった。

 その死から半年以上経った5月17日付の官報に一件の公告が掲載された。

〈相続財産清算人の選任及び相続権主張の催告〉

 申立人は仲本さんが所属していたイザワオフィスで、清算人として都内の弁護士の名が記されている。

 仲本さんの知人が言う。

「仲本さんは2度の離婚歴があり、2番目の奥さんとの間には、奥さんの連れ子と2人の実子がいました。ですが、借金もあり、お子さんはどうやら相続を放棄されたようで……」

申し立ての背景

 仲本さんの生前、本誌(「週刊新潮」)は彼にとって3人目となる“モンスター妻”こと、27歳下の演歌歌手・三代純歌(みだいじゅんか)との問題を報じた。騒動の発端は2012年に仲本さんと結婚した彼女が一昨年、同居していた都内の自宅を出て横浜で暮らし始めたこと。仲本さんはゴミ屋敷化した自宅に複数のペットと不衛生な環境で生活する羽目に陥り、純歌には仲本さんとは別の男の存在までささやかれた。仲本さんの死の直前、病院に駆けつけた純歌が病床の夫をバシャバシャ写真に撮り、不興を買い、さらに、加藤茶が激怒する一幕もあった。

 その仲本さんと純歌は事実婚だったため、彼女に相続権はない。相続に詳しい武内優宏弁護士が解説する。

「相続人は通常、配偶者や子など戸籍をもとに選ばれます。イザワオフィスが今回のような申し立てをしたのは、遺族が相続放棄し、家庭裁判所に清算人を選任してもらう必要が生じたからでしょう。清算人は他に相続人がいないかを確認した上で、最終的に残った財産を国庫に返納します」

次ページ:「頑張って借金を…」

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。