【どうする家康】史実とあまりに違う瀬名の描き方 「岡崎クーデーター」も難点が

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「岡崎クーデター」――。NHK大河ドラマ『どうする家康』の第20話(5月28日放送)は物騒なタイトルだったが、クーデター自体は、未然に防げたものの計画されていた。あとで詳しく述べるが、家康の嫡男である松平信康(細田佳央太)が城主だった岡崎城で、徳川家がひっくり返りかねないほどの策略がめぐらされていたのは、史実なのである。

 ドラマでは武田信玄(阿部寛)の死後、家督を継いだ勝頼(眞栄田郷敦)が岡崎の信康と母親の築山殿(有村架純、ドラマでは瀬名)をねらうと明言。...

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