上岡龍太郎さん死去 親交のあった大村崑さんが明かす「怒る姿を一度も見たことがない」知られざる“素顔”と引退後の生活

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「矛盾の塊のような人」

 大村氏が振り返る。

「どんなに売れても偉ぶるところがなく、“兄さん”“兄さん”と私のことを慕ってくれたのは嬉しくもあり、良い思い出です。10歳年下でしたから、私からすると可愛げのある“弟”のような存在でした。けれど、いまもまだ(亡くなった)実感は湧いてこず、ただ“つらい”という思いしかありません」

 家族はメディアに宛てたコメントで、上岡さんについて〈矛盾の塊のような人でした。(中略)弱みを見せず格好つけて口先三寸……。運と縁に恵まれて勝ち逃げできた幸せな人生〉だったと表現した。

 捉えどころがない反面、礼節を知り、人生の機微にも通じた上岡さんを偲ぶ声はいまも絶えない。

デイリー新潮編集部

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