【日本ダービー】レース直後に2番人気「スキルヴィング」急死の衝撃 関係者からは「綺麗事で終わらせるな」の声

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死ぬなら競馬場で

 さらにもう一つ、と付け加えて、

「日本の競馬界では、競走馬が競馬場などのJRAの施設内で故障したり、安楽死処分となったりした場合、JRAの助成金活用組織である「中央競馬馬主相互会」を通じて、その馬の馬主に対し、最大約600万円のお見舞い金が支払われます。これは、世界的に見ても稀な制度だと聞いています。この制度はもちろん、競馬界の存続にとって欠かせない馬主を大切にするためということですが、仮に安く買った馬が、もし競馬場で死亡した場合、差し引きで儲けが出る場合もある。欲の皮が突っ張った馬主の中には、“どうせ死ぬなら競馬場で死んでほしい”と心底願っている人もいるのです。もちろん、今回のスキルヴィング号の件ではそのような思惑が働いたわけではありませんが、実はこの制度、“動物の命を軽んじることに繋がりかねない”と、海外の動物愛護団体から目をつけられているのです。馬が死亡した後に手厚く馬主をサポートするのもいいですが、そもそも、馬の命を守るための安全な体制を整えていく方が、競馬界にとっても絶対にプラスになるはず。今回の一件は残念ですが、これを機会に、立ち止まって考えてもいいのではないでしょうか」

デイリー新潮編集部

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