「女性目線の落語がいつか古典になれば」 ママさん真打・柳亭こみちが語る“女性版”古典落語創作の裏側
「未来に残る女性の古典落語を」
東京・浅草演芸ホールで行われる7月上席(1日~10日)の夜の部ではトリを務める予定。次いで8月12日には芸歴20年を記念する落語会「この落語、主役を女に変えてみた」が開催されるという。こみちが古典「らくだ」がベースの「らくだの女」を演じるほか、後輩の弁財亭和泉(46)が「死神婆」、春風亭一花(いちはな・36)が「井戸の茶碗~母と娘編」、そして古今亭雛菊(29)が「あくび指南女版」を披露する。
「皆に声をかけたら喜んで受けてくれまして。これを機会に、女性落語家たちと未来に残る女性の古典落語を作っていきたい」
真打昇進から6年。およそ180作の持ちネタの中で、こみちが女性目線で改作した噺は30作に達する。女性の登場機会を増やした噺は70作に及ぶそうだ。
「目標は90歳まで高座に上がること。何十年か後、私が作った女性版が古典になっていたらうれしいですね」
子育てと創作は続く――。
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