ショパンは「好き」で、バッハは「おもしろい」? 音楽大学の学生たちはなぜ異なる反応を見せるのか

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バッハを聴く人は「頭がいい」? ショパンとの違いにみるバッハ音楽の秘密

 クラシック音楽になじみがない素人にとっては、ショパンだろうがバッハだろうが、同じような感じの「美しい曲」に聞こえてしまう。しかし当然ながら、音楽に詳しい人からすれば、ショパンとバッハはまるで異なる特性を持つ作曲家だという。

 たとえば、音楽大学のピアノ科の学生に、ショパンとバッハのどちらが好きかと尋ねると、きれいに反応が分かれるそうだ。岡田暁生さんと片山杜秀さんの対談本『ごまかさないクラシック音楽』(新潮選書)から、一部を再編集してお届けしよう。...

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