「グラビアは好きですが本業はアイドルだから…」本郷柚巴(20)がNMB48卒業を決めた理由
アイドルとグラビア、SNSでの反響に差…
――NMBの選抜が卒業の理由だったんですね。グラビアを嫌いになったとかではない?
全然嫌いではないです。卒業記念写真集を出させていただくこともすごく嬉しく思ってます。
――せっかくグラビアでファンができても、なかなかNMBのファンには結びついてくれないという悩みを、以前の取材でも話してくれてましたね。
以前よりはグラビアで私を知ってくださった方が劇場だったり、握手会に来てくださるようになりました。ただアイドルじゃなく、グラビアをしている私しか興味がない人もいらっしゃるので、すごく難しいですね。私としてはアイドルとグラビアをやっているギャップを見てほしかったり、私を通してNMBのほかのメンバーのことをもっと見てほしいなと思ってました。
――取材している中で、ほかのアイドルグループの方からも同じ悩みを聞きます。水着の写真を上げるとSNSのフォロワーはすごく増えるけど、いざライブとなるとそうしたお客さんは全然来てくれない。
そうなんですよ。Instagramも、グラビアのオフショットを載せると1万を超えるいいねいくんですが、プライベートの写真やアイドルをしている写真となると差がすごくて。そういうのを見ると「アイドル姿を見てもらえてないんやな」って感じたりもします。20歳になってからグラビアでも大人っぽいカットが増えて、そういう私が好きって言ってくださる方がすごく多いんですけど、劇場公演では私、元気な方なんですよ。なので元気に動いてる姿を1回でもいいから見てほしいなって思いはありました。
「8年よく頑張った、自分」
――本郷さんは12歳でNMBに加入して以降、何度も卒業を考えています。そのたびにNMBのメンバーであったり、ご家族と周囲に止められていますよね。今回の卒業ではどうでしたか。
家族にはいつも通り止められました(笑)。ただ今回はほんまに卒業したいという思いが強かったんで、はっきり卒業したいと言って、家族も「そこまで言うなら」とわかってくれました。
小嶋花梨ちゃんには先ほど話したように一度卒業の相談はしていて、卒業が決まってから改めて話しました。後からほかのメンバーにも聞いたら、2回目は引き留めないという感じらしくて「悲しいけど、やめても私は応援するし」って言ってくれました。卒業するにあたってもアドバイスをくれたり、背中を押してくれましたね。「まだ卒業してほしくはないな」という気持ちも言ってくれましたし、そういうところはほんまキャプテンらしいなって思います。
――20歳という年齢は若く思われますけれど、NMBに入ってすでに8年。そう考えるとけして早い卒業ではありませんね。
そうなんです。卒業を発表した日に「20歳で卒業?」と言われたんですけど、12歳の頃からやっている私としては「8年よく頑張った、自分」と思うんです。学生時代もすべてNMBに捧げてきました。正直、放課後に私が劇場に向かう中、友達が遊びに行っているのを見て羨ましいと思ったこともあります。でも自分はその子たち以上に貴重な経験をしているし、NMBに入ってよかったなと思います。
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