「梅村みずほ参院議員」国会での連続暴言に処分 次期参院選は公認ナシで聞こえる「安倍さんがいれば」の声

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ザ・問題児

「梅村氏には“前科”があって、これまでも執行部や幹部の静止を振り切るようにして、世間の耳目を集めていたあいちトリエンナーレや赤木ファイル問題を取り上げるなどしてきたようです。ザ・問題児ですね」(同)

 維新は梅村氏を法務委員会の委員から外したうえで、「政治倫理に反し、党の規律を乱した」として、党員資格を6か月間停止する処分を下した。

 ここへ来てようやく梅村氏は自身のTwitterで、「己の未熟さを痛感するところであり、今回の処分を謹んでお受けする」「多くの皆様よりいただいた叱咤(しった)激励の全てを糧として今一度初心に立ち戻りたく存じます」などと綴った。

「当初は党員資格停止1年も検討されたと言いますから、そこから見れば寛大な処分と言えるのかもしれません。ただ、いずれにせよ、スタンドプレーの目立つ彼女の肩を持つ議員は維新内にはいなさそうですね」

 と、政治部デスク。

「元々、地方の売れないレポーターだった梅村氏は上昇志向が強く、2019年の参院選で立憲民主党からの出馬を模索していましたがうまく行きませんでした。そこから運よく現・代表で当時幹事長だった馬場伸幸氏に拾われ、大阪府選挙区から出馬できることになったのです」(同)

“注目されている私”に酔って

「正直、維新は大阪においては無双状態で、梅村氏もトップ当選を果たしました。目立ちたがり屋の性分が頭をもたげ、22年には維新の代表選に出馬しました。もうちょっと中身が伴っていれば応援できるのに……といった声が聞かれましたね」(同)

 今回の一件でも感情が前のめりで、自身の発言を論理的に説明できていないとの批判を受けた。

「一連の発言の際の梅村氏を見ていると、高揚感というか、“注目されている私”に酔っている印象がありましたね。政治家には少なからずそういう部分がありますし、それも魅力の1つではあるものの、最初から発言がスベっていたので、政治家としての資質に問題があるのかもしれません。在留資格を失った外国人をどうするのかというテーマは広く深く議論すべきことは間違いなく、彼女のように厳しいスタンスがあってもいいはずです。何も突っ込まれたら謝罪するような“爆弾発言”をしなくても、きちんと提案型のアプローチをしていれば共感を呼んでいた可能性はあると思います。永田町の一部では、“そういったスタンスなら安倍元首相が存命なら、意気に感じてスカウトの声をかけていたかも……”などといった声も上がっていますね」(同)

 もっとも、党内外から四面楚歌となり、地域政党からの脱皮を急ぐ維新にとって足手まといの存在になっていることは明白。次期参院選では公認見送りも検討されているという。

デイリー新潮編集部

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