強制性交容疑の「山川穂高」はたびたび愛妻家をアピール 「ウチの嫁はやばいですよ。何も怒らない」本人の発言から見える慢心

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愛妻家という評判

 週刊ベースボールは2018年12月3日号に「2018 Champion’s Voice パ・リーグ最多本塁打&最多勝利投手 埼玉西武ライオンズ・山川穂高×多和田真三郎 “頂点”に立った先輩&後輩」の記事を掲載した。ここでも取材者から《奥さまのことをベタ褒めされるのが印象的です》と水を向けられ、次のように語った。

《絶対にNO・1です! あいつ(奥様)には、誰も勝てないです》

 ちなみに、この記事には山川の妻はかつて富士大学ソフトボール部の選手だったことが記されている。

《ウチの嫁はやばいですよ。何にも怒らない。今まで怒られたことがないですからね。で、逆に、僕が言ったことに対しては、全部「オッケー」という感じで、何ひとつ文句言わないです》

 かなりの量になる山川のインタビュー記事を精読していると、彼が生涯の目標として常に2つのことを掲げていたことが分かる。一つが三冠王であり、もう一つが沖縄県出身のプロ野球選手としてスターになることだった。

 三冠王は一軍に定着する前から公言しており、2022年にホームラン41本、打点90点で二冠に輝いたが、打率は2割6分6厘でパ・リーグ13位だった。

 沖縄出身のスターという夢は、前掲の週刊現代の記事で言及したのが最初のようだ。

《山川には、もう一つ、覆したい通説がある。沖縄出身の選手はプロでは大成しないというジンクスだ。投手では安仁屋宗八(元広島)、野手では石嶺和彦(元オリックス)まで遡らなければ、沖縄県人で、継続して好成績を残した選手は見つからない》

《「そこ、いちばん意識しているんです。身体能力は負けてないのに、すぐ遠慮してしまう。でも負けるつもりはない。沖縄の心を持ちながらも、野球をやっているときは沖縄人ではダメだと思っています」》

不起訴なら球界復帰?

 同じ話題を、やはり前掲のFRIDAYのインタビュー記事から紹介したい。

《「沖縄県出身者で名を残した野手は、阪急などで活躍した石嶺和彦さん以来いないんですよ。のんびりしたイメージを払拭したい。大谷翔平や筒香嘉智のように、誰からも『エグいバッターだな』と認められるような打者になりたいです。そのための道のりは、まだまだ長い。今季のノルマは、一軍で4番に座り続けることです」》

 だが山川は成績不振ではなく、書類送検が原因で4番の座から降りざるを得なかった。

「今後の山川の見通しについては、プロの法曹家でも意見が割れています。ただ、少なからぬ弁護士がテレビや新聞で『不起訴の見通しが高い』と断言しているのは注目ポイントでしょう。不起訴となれば山川がプロ野球選手として復帰する可能性は高いわけですが、ファンの理解を得られるかどうかは未知数です」(前出の記者)

 もし引退ということになれば、三冠王と沖縄出身のスター選手になるという夢は潰えてしまう。

「まだ事件の真相は明らかになっていません。しかし少なくともネット上では、若い頃とは異なり、今の山川には一種の慢心があったのではないかと指摘する声が目立ちます。2013年入団の大谷翔平と2014年入団の山川は、年齢は異なりますがプロ野球選手としてのキャリアはほぼ同じ。全くスキャンダルがなく、ストイックに野球に打ち込む大谷と比較し、山川の気の緩みを嘆く西武ファンも少なくないのです」(同・記者)

 最後に、山川にとって恩師である青木氏の言葉を、前掲の週刊ベースボールから引用したい。

《日本を代表する四番打者になってもらいたいです。彼はもともと体が強い選手。「無事これ名馬」という言葉があるように、息の長い選手として、誰からも愛される選手として活躍し続けてもらいたいですね》

 恩師の言葉を裏切ったと批判されても仕方ないだろう。山川がプロ野球ファンの信頼を取り戻すには、やはり時間がかかると言わざるを得ない。

註1:2013悲願の大学日本一を狙うジャパン大砲とノーヒッター “規格外”の沖縄コンビ(週刊ベースボール臨時増刊号:2013年4月7日号)

註2:Spotlight Vol.8 この人に聞きたい。 山川穂高[埼玉西武/内野手]夢は三冠王。自分の中では行けそうな気もするんです(週刊ベースボール:2016年10月3日号)

註3:山川穂高[埼玉西武ライオンズ] 「『おまえなんか』と笑われても、僕はいつか三冠王を獲りたい!」(週刊プレイボーイ:2017年10月16日号)

デイリー新潮編集部

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