強制性交容疑の「山川穂高」はたびたび愛妻家をアピール 「ウチの嫁はやばいですよ。何も怒らない」本人の発言から見える慢心

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辛い二軍暮らし

 2013年のドラフト会議で注目を集めたのは、桐光学園高の松井裕樹(27=楽天)、九州共立大の大瀬良大地(31=広島)、東京ガスの石川歩(35=ロッテ)の3投手。野手では大阪桐蔭高の捕手・森友哉(27=西武→オリックス)が筆頭格だった。

 山川は記事の末尾に2番手として紹介されるくらいだったが、西武から2位指名を受け、契約金7000万円、年俸1200万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。

 いくつかのスポーツ紙が、ルーキー時代の山川を短い記事ながらかなりの頻度で取り上げている。明るい性格に焦点を当てたものが多く、太っても痩せてもニュースになっていた。新人の頃からスター性があったのだろう。

 翌2014年6月に一軍の試合に初出場するが、充分な結果は出せず、その後は基本的に二軍暮らし。2017年の夏までは一軍と二軍を行ったり来たりする日々が続いた。この頃の山川を週刊ベースボールが取材している(註2)。野球をプレーして楽しいかという質問に次のように答えた。

《二軍に落ちたときに楽しくなくなりました。やっぱり、一軍のドキドキ感を経験してしまうと……。二軍でもプレッシャーはないことはないんですけど、一軍のあの大観衆の中でプレーするのとは比べ物にならない。例えばチームの勝敗を左右するチャンスで打席に入ったときとかそうですよね。そういったときに結果を出したときの喜びも、二軍と比べて一軍のほうが何百倍も価値があります》

「奥さんのために頑張る」

 2017年7月、遂に山川の才能が花開く。「山川穂高 目指すはホームラン50本! 夢も身体もデッカいぞ」(週刊現代:2018年3月10日号)から紹介しよう。

《17年7月8日。一軍に昇格したばかりの山川は、仙台に向かう新幹線の中で「打つ、打つ、打つ」と念仏のように唱えていた》

《入団3年目。シーズン終盤に一軍に定着した山川は、49試合で14本塁打をマーク。4年目となった昨年、さらなる飛躍が期待された。だが、オープン戦から大ブレーキで、目標に掲げていた開幕スタメンも逃す。その後も打率1割台と低迷し、5月1日に二軍降格。そして約2ヵ月後、再び一軍から声がかかった》

《「このチャンスを逃したらクビになるかも、って。逆効果になってもいいからと、自分を極限まで追い込んだ」》

《「絶対打つって、追い込んで、追い込んで、固くなるだろうけど、それでも打つ、と」》

《カウント3−1からの5球目だった。楽天、フランク・ハーマンの直球をフルスイングすると打球は右中間スタンドの前段に吸い込まれた。同点2ラン。この劇的過ぎる一打が、山川の野球人生を変えた》

 その後の活躍は割愛しよう。“山川語録”で気になるのは、彼がことあるごとに愛妻家をアピールしていたことだ。

 西武の4番打者として定着しつつあり、ポスト・中村剛也(39)として“おかわり2世”と呼ばれていた2017年10月、山川は週刊プレイボーイの取材を受けた(註3)。

 編集部の《8月は打率.326、9本塁打、28打点と大活躍。打撃6部門でリーグトップとなり初の月間MVP、初の4番打者、そして9日には結婚もされて、盆と正月とエイサー祭りが全部来たような1カ月でした》の質問に、次のように答えた。

《気持ちの面では、やっぱり結婚が一番大きいですね。これで成績が落ちるようでは奥さんに申し訳が立たない。奥さんのために頑張るという意識が生まれたのは、とてつもなく大きいことです》

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